家族で「今年のふるさと納税はどうしようか?」なんて会話をしていたら、“パソコンとか欲しいなら今月中だよ!”と言われてしまいました。
じゃあ急がなくちゃ!って思いながらも、ふるさと納税ってそういうもんじゃないよなとも思ったり。今回はそんなふるさと納税のお話です。
※ふるさと納税の仕組みについてはご存知の方も多いと思いますし、検索すれば多くの情報がありますので、ここでは触れていませんがご容赦ください。
ふるさと納税の現状
2008年に始まった「ふるさと納税」。
始まった頃は認知も低く、仕組みも理解されなかったため、
自分の故郷にも納税することを選択できる制度かな?くらいの認識だった人も少なくなかったような。ですので利用者も少なかったわけです。
その後、震災の義援金や寄付に活用されたことで注目が集まり、
自分の選んだ自治体に寄付できることや「控除」「返礼品」ということも認知が広まり、そしてここ数年は過剰サービスとも思えるような返礼品が用意されたり、また返礼品をネットショッピングのように選べるようにもなり、また申請の手続きが簡単になったことも後押ししてか、認知や利用者の拡大が一気に進みました。
災害などが起こった際に、その地域にふるさと納税で寄付する人が増えているというようなニュースを聞くと、素直にいい制度だなと思えます。
そういう意味では豪華な返礼品のラインナップや、代行業者によるネットやテレビCMなどによって認知が広まったこともよかったんでしょう。本来の趣旨からすると疑問もありますが。
高額な返礼品にピリオド?総務省からの通達
とはいうものの、行政や有識者にも問題意識を持つ人も多いようで、この4月には総務省から各自治体に返礼品の見直しを行うように通達がありました。
その中で返礼品に関わる内容は以下のようなことがありました。
・返礼品の返礼割合は3割以下に
・金銭類似性の高いもの、資産性の高いもの(家電や家具、自転車など)、高額のものはダメ
昨年を思い出すと、ネット上には「還元率の高い返礼品」のランキングを紹介するような情報もありました。その中には90%以上なんてものもあり(まあ原価は安いのかもしれませんが)これで寄付が増えて意味あるの??と思いました。
今、あらためてふるさと納税のサイトを見てみると・・・
細かくは検証していませんが、なんとなく寄付金額が上がっている(=返礼割合が3割以下に見直された)ように感じます。
現在はどうなっているのか?
試しにパソコンを探してみると・・・ありました!!
●山形県米沢市:NEC、Lenovo
●長野県安曇野市:VAIO
●長野県飯山市:マウスコンピューター
●岡山県備前市:マイクロソフトSurface
などなど
そしてよく見ると、
こちらの返礼品の受付は平成29年7月31日をもって終了となります。
(※終了日以前でも在庫等の関係で受付終了となる場合もございますのでご了承ください。)
というような注釈が付いています。
自治体によっては継続したい旨を訴えたところもあると聞きますが、指導に従って見直すということなのでしょう。
返礼割合が高いものはダメというのは素直に理解できます。
ただ高額のものや資産性の高ものはダメと言われると、なぜ??という疑問も。
まあ、転売や換金するなんてこともあるようで、それは問題ではありますね。
賛否両論あるかと思いますが、今の流れで行くと、パソコンはじめ高額で転売できそうなものは無くなっていくのかなと思われます。
すぐに変わるとは思いませんが、将来的には返礼品で競うのではなく、各自治体の寄付の使い道で選んでというような形で定着していけばよいですね。
7月中なら間に合うかも?
とはいうものの、ふるさと納税の返礼品で、家電やカメラ、自転車というのも選べるならそれを!というのも、今なら間に合うものもありそうです。
レノボのThinkPad X1 CarbonやNECのLAVIE Direct HZは7月18日時点ではまだ受付されています。ご興味のある方は急いでチェックしてみてください。
なお、ふるさと納税の控除額に関しては簡単に算出できるサイトもいくつかありますので、まずはその金額を確認してからですね。
私も偉そうなことを言っておきながら、
今年はデジカメやエアウィーブなんかも検討中です。
問題は家族の許可が下りるかどうか。
エアウィーヴはいけそうですが、カメラは検討中に時間切れとなりそうな予感(涙)
特産品を家族で楽しむのが無難ですかね。