先日、台北旅行に行って来ました!
今回は今後旅行される方の参考になればと台北のWi-Fi事情に関してご報告します。
目次
ネットでは“結構使える”との情報あり
台湾は1年半ぶり。
前回の旅行では無料WiFiは「使えない!!」という印象でしたが、今回渡航前にググってみると「結構使える(ようになってきている)」という情報もありました。
日本はフリーのWi-Fiスポットが少ないと海外からのお客さんからよく聞きますし、今回の旅行は台北の主な観光地や街にいくので、これは無料Wi-Fiだけでも困らないかも??と期待できそう。
ということで、2人旅だったのですが、ポケットWi-Fiを1台のみレンタルしての台北旅行になりました。
無料ワイファイで十分!というのは限られたケース?
先に結論から言いますと、
私にとってはとても不便でした。
何が不便だったかは後ほど詳しくお話ししますが、まあ私のスマホ依存度が高いのが問題なのかもしれません。
私が思いつく困らないケースをいくつか挙げてみます。
- 滞在中、観光ツアーなど決められた団体行動が多い。
- 行動予定を事前にしっかり決めている。
- 国内でもWi-Fiスポットを探して通信する習慣がある。
- 普段からスマホをあまり使用していない。
- とにかく通信費を安く抑えたい。
まず、空港や(大抵の)ホテルや大型商業施設などでは快適にWi-Fiが使用できます。問題となるのはその他街中での通信環境。
フリースポットの拡大には国や街で力をいれているようで、台北市内のメジャーなスポットであれば、無料Wi-Fiに繋げられるポイントはあります。しかし、言葉通り”ポイント”で、その場所を探さないと行けないという感じです。
ですので、出先で同行者と連絡を取り合う必要が無かったり、移動しながら地図や次の行き先の情報をネットで探したりということがなければ、また国内でも移動しながらスマホを使用しない、Wi-Fiスポットを探しながらの使用に慣れているという方には無料Wi-Fiで事足りるかと思います。
逆に、旅行中も国内の様に(普通に)スマホ(LINEやネット検索など)を使いたい!というのであれば、ポケットWi-FiのレンタルやSIM購入などをお勧めします。
フリーWi-Fiの申し込みは事前に国内で
先ほども書きましたが、
空港やホテルは特に手続きなしで快適にWi-Fiが使えます。大型の商業施設は使えるところが多いようです。またセブンイレブンやMr.Brown CoffeeなどのコーヒーショップなどWi-Fiが使える店舗もあります。
で、今回試してみた公共の無線LANサービスがこの2つで、どちらも国内で申し込んでおくと便利です。
「iTaiwan」台湾のほとんどの地域で使うことができる無料の公共無線LANサービス
こちらは台北以外のエリアも対応しています。
申込みサイトはこちらで、事前に申し込んでおいて、空港にあるカウンター(下の画像右側(桃山空港の場合))でパスポートを提示すれば使用できるようになります。
ログインはパスポート番号と生年月日を入力して行います。
「Taipei Free」台北市が提供する無料の公共無線LANサービス
台北市内の主だった場所やMRT(地下鉄)などはこのTaipei Free(台北フリー)が使用できるスポットが多くあります。
こちらも事前の登録が便利です。登録はこちらから。
SMSに届くコードでの認証が必要ですが、ネットのみで手続きは完了します。ログインは携帯番号と自分で決めるパスワードで行います。
また、iTaiwanと相互の接続ができるようで、どちらかを申し込んでおけば両方とも使えるようです。
立ち止まって接続が基本
空港でiTaiwanの申し込み手続きをした後、早速接続してみましたが、通信速度は遅いですし、空港内を移動するだけで切れてしまうことが何度も。いきなり期待外れな感じです。
そして地下鉄駅はTaipei Freeが使えるのですが、地下鉄の車両内は使えません。街中でも移動しながら調べたり・・・というのはほぼできませんので、ホテルや移動先のWi-Fiが快適に使える場所で事前に情報を集めて予定を立てておく必要があります。また気になるものを見たらすぐスマホで調べたいという私のような人は不便を感じる場合が多いかもしれません。
迪化街に買い物に出かけた際は2人で別行動をとりました。TaipeiFreeがつながる場所はあるのですが、あるお店の前あたりとか、かなり限定された場所で、移動しながらでは繋がりません。ですのでLINEで連絡を取り合って・・・ということはできず、集合場所と時間を決めておきました。
私たちの場合、1人がポケットWi-Fiを使用していたので、電波を探していると相手が近くにいるのが分かるというようなことがよくありました。それはそれほど繋がる電波を探す必要があったということなんですけどね(汗)。
何時に集合ね。その時はワイファイ繋がるとこにいてね!
と決めておけばよいのですが、
今さ、いいお店見つけたんだけど、来れる??
どこにいるの??
みたいなことが出来ないわけですよ。
そして、台北の夜と言えば「夜市」ですよね。
TaipeiFreeのMAPを見ると夜市が開催されるメジャーなエリアは対応スポットになってはいるのですが、残念ながら、これも夜市のエリア全体で使えるというわけではありませんでした。
電波自体は結構飛んでいるのですが、周囲のお店や、観光客のポケットWi-Fiの電波だったりして、探すのに苦労したこともありました。
台北の原宿と言われる「西門町」もスポットはいくつもありますが、目当てのお店を探すためにスマホでMAPを見ながら・・・というのは難しく、繋がる場所で立ち止まって、しっかり地図を見て・・・でも方角がよく分からず・・・う~ん、ここでも苦戦しました。
電波があるところに行けば知らぬ間に繋がってる・・・なんてことは滅多にありません。スマホがほぼいつでもどこでも使える環境の利便性を再確認するにはいい経験をしました(笑)。
いつでもどこでも通信したいなら別の手段を
ということで、上手くつかえば便利なのかもしれませんが、日本国内の通信環境に慣れていると、とっても不便なのです。ですので、いつでもどこでも、国内と同様にネットに繋げたいというのであれば、別の手段をお勧めします。
●日本の携帯をそのまま使う
以前は海外でネットを使ってとんでもない額の請求が来たなんて話もありましたが、最近では各キャリアが海外でも「パケホーダイ」のようなサービスを行っており、1日1,000円~3,000円くらいで使用でいるようです。まあちょいとお高いですが、一番手間もかからず便利です。会社での短期の出張ですと経費で落とせますので私は迷わずこれでした。
●ポケットWi-Fi、携帯電話のレンタル
今回もグローバルWi-FiさんでポケットWi-Fiをレンタルしていったのですが、費用は700円/日程度。通信は快適に使えましたし、日本の空港で貸出、返却というのは便利です。
最近は他に安い業者も出てきていますし、渡航先でのレンタルだとさらに安くレンタルできる場合もあるようです。
●SIMの購入
SIMフリーの端末をお持ちであればプレペイドSIMカードを購入するのもおススメです。台湾ですと空港内で購入すれば1日あたり100元(その時のレートで約400円)でした。
長期での滞在となるとまた別の手段が良いのかもしれませんが、今、台湾への旅行は人気とのことですので、これから行かれる方の参考になれば幸いです。