近所の未来屋書店さんに行ったら、こんなコーナーがありました。
いろいろ考えますね~。
そう、出版社や作者の枠を越えて、表紙の色で本を並べています。
そして「色のひと® /カラーキュレーター®」七江亜紀さんによる赤、青、黄、橙、白、黒それぞれの「色の効果」も書かれていました。
カラフルな売り場でこういった説明を見ながら本を選ぶのは楽しく、とてもよい企画だと思います。
色の考え方あれこれ
まずは色の捉え方といいますか、人と色の関係の切り口を挙げていきましょう。
色彩心理学
色って心理や行動に大きく影響すると言われています。
そういった色と人間の心の関係性を心理学的に解明してゆくのが「色彩心理学」。上の書店の説明にある色の効果もそれですね。
政治家のネクタイの色は専任のカラーリストがシチュエーションに合わせて選んでいたり、ある企業では使用目的に合わせて壁紙の色が異なる部屋を用意しているなんて話も聞きます。
日常生活においても好みの色はありますし、気分が明るくなる色もあるように感じます。
色彩心理学はビジネスにも取り入れられていますし、身の回りにあるデザインは色彩心理学、色が与える心理的な効果や行動を踏まえているものも多いんです。
色を使った心理療法、カラーセラピーもこの色彩心理学がベースになっているようです。
パーソナルカラー
パーソナルカラーとは一言でいうと、あなたに似合う色。
服や持ち物、メイクなど、あなたをより美しく見せる色があるんです。これ、知っておくとよいですよ。
気になる方は「パーソナルカラー診断」で検索してみてください。
風水における色
風水においても「色」は重視されています。
ちょっと古い話ですが、ドクターコパさんがよく「西に黄色」って言っていたような。
色自体の運気であったり、方角と組み合わせたりして開運のためのアクションを示してくれます。その人のラッキーカラー、その年のラッキーカラーなんてのもありますね。風水における「色」は陰陽五行の考え方が元になっているそうですが、アウトプットで見ると色彩心理学と似ている結果も結構あるようです。
ラッキーカラー
運気を上げるラッキーカラーは占いなどでよく登場してくる気がします。その人本人のラッキーカラー、その年、その月のラッキーカラーなんてのもありますよね。いろんな考え方が元になっているとは思いますが、例えば九星気学(一白水星とか八白土星ってやつです)は生年月日で九星が分かり、それぞれにラッキーカラーがあります。ちなみに私は八白土星なので、黄色、茶色、金と銀(とある先生に言われました)。聞いてしまうとついついその色を意識するようになってしまいます。
生年月日を入力すれば結果が出るサイトもあるようですので、調べてみるのもいいと思います。
エナジーカラー
これは名古屋の美容整形外科「さかえクリニック」の院長、末武先生が提唱された理論です。人は5色に分類され、性格に傾向があり、またその色によってパワーが引き出せるというもの。末武先生は医療の現場にも応用されてきたそうです。その5色とは、青、赤、黄、白、黒(陰陽五行と同じ色)。下の画像のような割合だそうです。
末武先生は人を見るとそのエナジーカラーが見えるそうですが、一般人には当然ながら見えません。私たちが知る方法の一つとしては以前の記事にある「オーリングテスト」があります。このエナジーカラーについては次回にちょっと掘り下げてみようと思います。
色とうまく付き合う
他にも様々な色の理論などもあると思いますが、考え方やもとになった理論、(性格や相性などの)診断結果などを見ていくと、結構似ているところがあって面白いです。ただ、あなたの好きな色と似合う色、運気を上げる色、パワーをくれる色は違うかもしれません。
身に付ける大きめのもの(服やバッグなど)はパーソナルカラーを意識し、こものなどにラッキーカラーを、などのように色を楽しみながら、自分をより美しく見せ、気分も前向きになれるような、そんな色との付き合い方をしてみてはいかがでしょうか。