皆さん、自宅の無線LAN、快適に使えてますか?
我が家はつい先日まで使えるエリアが限られていました。
具体的には、リビングとキッチン、リビングの真上の部屋のみ。
リビング内に無線LANルーターがあり、そこを中心にWi-Fiが届く範囲で使えていたということです。また壁があると比較的ルーターの近くでも電波が不安定でした。
数年前は、リビングでパソコンが使えれば問題なかったのですが、現在はiPad2台とスマホ3台、ノートパソコン2台を3名で使用。使用時間が増えたというか依存度も高くなり、同じ場所に集まってというのも変ですし、他の部屋でも機器を使いたいという要望が家族からも出てきました。
そこで我が家は無線LAN中継機を導入することにしました。
Wi-Fi中継機ってどんなもの?
まず、我が家の無線LAN環境を改善する方法を検討しました。
1.Wi-Fiルーターの位置を変えてみる
2.Wi-Fiルーターを高出力のものに変える
3.有線LANを組み合わせて無線LANの基地局を増やす
4.Wi-Fi中継機を設置する
1と2は(我が家の場合)期待する効果が得られるか疑問もあったので却下。
3はちょうど使用していない無線LANルーターが1つあったので、ルーター間をLANケーブルで繋げて・・・と思ったのですが、LANケーブルの引き回しが面倒なのでちょいと保留。
まずは気軽&手軽に試せる安価なWi-Fi中継器を試してみることにしました。
無線LAN中継器とは
無線LANの電波が弱い場合に設置し、無線LANを利用できる範囲を拡大するための機器。無線LAN親機と無線LAN子機の間にある電波の障害物を避け、通信距離を延ばすことができる。電波を中継するだけであり、ルーター機能は搭載しない。 出展:コトバンク
今あるルーターの電波を中継してエリアを拡げてくれるのです。
我が家の場合は下の図のような効果を期待したわけです。
うまくいけば1階の車庫でも使えるのかなと。(使う必要があるか分かりませんが)
ということで、早速機器の選定です。
今回のテーマは気軽&手軽。価格は3,000円程度、電源コンセントに直接挿し込むコンパクトなものを探しました。
プラグ位置と有線LANポートで「TP-Link RE200」に
ということで早速購入してみました。
購入したのは「TP-Link WIFI 無線LAN 中継器 RE200」。選んだ理由も含め、レビューしたいと思います。
開封から設置まで3分で完了
まず日本語のパッケージでひと安心。そしてその中には、本体、LANケーブル(短い)、クイックインストールガイド(超簡単なセットアップガイドです)。iPhone みたいな感じで箱に納められていました。
使用中の無線LANルーターに「WPS」ボタンかそれに類するものがあれば、設置はあっという間です。
まずは無線ルーターの近くで設定作業。
中継器をコンセントに差し込んで(少しの間待って)、WPSボタンを押し、すぐに中継器のボタンを押し、1分弱で設定完了!!本体にボタンは1つしかないので間違うこともないでしょう。
そして中継器をコンセントから抜き、取り付けたい場所のコンセントに挿し込んだら全て完了。トータルで3分かかりません。
SSIDは使用中のものと同じになるので、使用機器(スマホやパソコン)のWi-Fi設定はそのままでOKです。
WPSボタンが無い場合はPCを繋いでの設定が必要になりますが、丁寧なマニュアルがあるので大丈夫そうです。
気にしたのはプラグの位置
今回の候補として、下の4つを検討していました。
3.BUFFALO 無線LAN中継機 エアステーション WEX-733DH
4.I-O DATA Wi-Fi 無線LAN ルータ 中継機 WN-G300EXP
ざっくりいうとこんな違いに着目しました。
・形状
・使用帯域が2.4GHzのみ(2と4)か、5GHzとのデュアル(1と3)か
・有線LANポートがある(1と2)か無い(3と4)か
私の場合はまず、形状。
なんで形状??と思われ李かもしれませんが、実は取り付け場所候補は決めてあって、それがトイレのコンセント。
上下に2つのうち、下はウォシュレットのACアダプターが占拠しています。ですので、その上に取り付けられるもの。というのが一つの条件なんです。
下の写真ではもう取り付けてしまっていますが、電源プラグの下端から、中継機本体の下端まで20mm以内じゃないと下のアダプタに干渉してしまうわけです。
3のバッファローの中継器はそこが10mm、4のIOデータのものは17mmとアマゾンのページにもしっかり書いてあり、サイズ的にはクリア。
1.2のTP-Linkは、ネットの評判や評価、Q&Aを見ると、iPhoneのアダプタだと干渉するサイズのようです。微妙だなぁ…。
もう取り付けてしまってから検証するのも変ですが、TP-Linkの場合、下が非常灯になっているコンセントならいい感じに収まります。(画像左)
iPadのACアダプタだと、干渉してうまく取り付けられません。かろうじて通電はしますが、よろしくないでしょうね。(画像中央)
取り付けサイズ的にはバッファローの10mmが理想なのですが、これは下側のコンセントを使えばよいですが、今回取り付けようと思うと、中継器かウォシュレットのアダプタのどちらかを逆に取り付けなければなりません。中継器は逆さでも問題なさそうに思えましたが、そこでちょっと躊躇してしまいました。
そういう意味ではIOデータのものは上でも下でもOK。これが無難な選択だったんでしょう。
ただ、今すぐではないですが、会社で使用しているデスクトップPCを自宅に持ってくる予定もあるので、有線LANポートがあると便利かな?と。またどうせなら1,000円も違わないんだし、デュアルバンド対応がいいかなと、取り付けられるか若干不安はありましたが、RE200wpポチっとしてしまいました。
測ってみると、20mmをちょい越えるくらい。ぎりぎりですがトイレのコンセントに取り付けることができました。
もっと早く買えばよかった
設定。設置は超簡単。効果のほどは期待以上。自宅の1階から3階まで、全域で無線LANが快適に使用できるようになりました。・・・家が小さいからかな(^^;)
もっと高性能な機器もありますが、我が家にはこれで十分。3千円弱の投資でこれだけの効果が得られるならもっと早くから買っておけばよかったと思います。
私が購入したRE200がおススメ!と言いうことではなく、Wi-Fiの電波が弱い、エリアが狭いなど気になることがあれば、中継器は簡単に出来る対策の一つなので検討してみてはどうでしょう?ってことです。
取り付け場所やニーズに合わせて機器を選んでいただければと思います。
今回購入したのはこれです。
2.4GHz帯のみでよければ
その他検討した機器