西洋医学が頼られる理由~東洋医学との違いから | ときめきメキキ

西洋医学が頼られる理由~東洋医学との違いから

昨日、うちの父がとある内科医に行き、予防接種を受けるとともに、大量の薬を貰ってきました。義父は80歳を越えており、いくつかの病院に行っていて、いろいろクスリも貰っているし、身体も結構弱ってます。

なんで今さら○○の予防接種なんか?それにこの薬ナニ!?

まあ、本人を責めても仕方ないのでその内科医に電話してみました。というのは私もそこの先生は以前にお世話になっていたんで・・・

あれ?声が若い。あ~、息子さんに変わったんだ。

いやぁ、お父様、いろいろ調子が悪いっておっしゃって、○○症や○○病の症状もあるし、○○の数値が高いので・・・それらの症状を抑える薬を出しておきましたが、何か??

しっかり情報を伝えなかった父の非もあるのでしょうが、これはちょっとねぇ。
それぞれの症状に対して、標準的な薬ではあるようですが、それを全部って(汗)

しっかり患者を診てるんかい?!

知り合いにその病院の評判を聞いてみると、どうも代替わりしてから悪い話が多いようだ。

まあこの病院は長くは続かないかな。我が家はもう絶対行きません。

それはさておき、こんなことがあって、あらためて東洋医学がもっと認められてればなぁと思いました。

西洋医学と東洋医学の違い

皆さん、身体の調子が悪い時はまずお医者さん(西洋医学)に頼るのが一般的かと思います。私もなんとなく病名が思い当たるような時はまず、お医者さんで診てもらいます。尿や血液の検査、場合によってはレントゲンやCTなどでの検査などで、異常な部分を見つかれば、それを治してもらいます。

ただ、この「治す」が微妙で、症状を取り除く、症状を緩和する、というのが適切かもしれません。

どういうことかというと、以前のブログでも書きましたが、私が手の痺れを見てもらった際に、診断は「脊柱索狭窄症」。私の場合は軽傷でしたので、「薬で痺れを抑える」、悪化すれば「手術」ということでした。治るということじゃないんですね。

これはダメなのか?というと決してそんなことは無く、検査データなどに基づき、重大な疾患を発見し、取り除くというのは西洋医学の優れたところだと思います。

辛い症状を抑えるのも、場合によっては必要でしょう。ただ、治らない病気なのに、症状だけ抑えるというのは、ずっと続けなくちゃいけないし、副作用はどうなの?というあたりも気になります。

ちょっと極端な言い方になりますが、
病気の元を突き止め、直接的に取り除く」のが西洋医学です。

じゃあ、東洋医学はどうなの?ということですが、
患者の状態を観察し、身体のバランスを整え健康な状態にする」のが東洋医学です。

受診する側も問題か?

調子が悪くて病院に行くと、西洋医学の場合、こんな流れですね。

●診察・検査
 ↓
病名を決める
 ↓
●それに対応した薬を処方する、治療をする

「病名を決める」ところがポイントで、患者としてはこれを求めてるところもあります。それに基づいて薬が貰えればナットク。またその薬も多く出してもらって満足する患者さんもいたりします。
薬飲んだら楽になった→あの先生は信用できる

一方、東洋医学では病名ではなく、体の状態がどうということなので、東洋医学的な知識が無いと分からないことも多いわけです。(そこを患者のニーズ(?)を踏まえうまく説明してくれる東洋医学の先生だといいんですけどね)
病名を言ってくれない、症状もすぐには治らない→なんか怪しい、頼りない

てなことになっているわけで、これは我々受診する側にも問題があるんですよね。

ヤマザキパンの社長は自社のパンを食べない?

しかし、病気というか症状によるのですが、東洋医学(漢方や鍼灸など)で症状の原因を取り除いていくことの方が、結果として体には良い場合も結構あると思うのです。

実際、お医者さんが薬を飲まず、鍼灸に頼ることがあるなんて話も聞きます。

なんで薬飲まないの?患者さんには出すのに??

お医者さんは知っているんです。

「ヤマザキパンの社長は自社のパンを食べない」というような噂話ではなく、本当のことなんですよ。「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」なんて情報も出ているようですね。(真偽のほどは分かりませんが)

しかし現状では

この症状はうちで治療するより、鍼灸院に行った方がいいよ

なんて言ってくれるお医者さんは稀ではないでしょうか?

逆に「これは病院で検査してもらってください」と言う鍼灸師さんは結構いそうです。

いいとこ取りで治療して欲しい

東洋医学の方がいいなんて言うつもりは全くありません。
私も体調が悪ければ、まずはお医者さんに行く場合の方が多いです。

ただ、本当にそれがよいのか分からない時もあります。
飲まない方がいい薬や、鍼灸が有効な場合などがあったとしても素人がそれを見極めることはは難しいでしょう。

この薬は飲んじゃダメとかこういう手術は受けちゃダメというような週刊誌の記事や書籍はありますが、内容が極端すぎて何を信じていいか分かりません。

自分の体は自分で守るのだから、頼れる主治医や情報源を普段から意識しておくべきとは思うんですけどね。
他人任せになってしまいますが、
西洋医学と東洋医学と融合した統合医療」がもっと一般的になって、長所を生かした治療が受けられるのが理想です。

あと、個人的には鍼灸師さんたちにもっと頑張って欲しいです。(これに関しては後日書きます。)

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